念願のギターを手に入れて、いざ演奏しようと思っても練習しなければ弾けるようにはなりません。
ギターを途中で挫折する方はギターを思うように弾くことができなくて止めてしまうケースが多いようです。
こうなってしまう理由の多くは練習の仕方が解らないことにあるのです。
ギターはが数ある楽器の中でも比較的とっつきやすい楽器です。
人口が多いことにこのような理由も間違いなく含まれています。
今回は、ギターを買ってからどのように練習していいかわからない方、ギターを始めたけど、伸び悩んでいる方にアドバイスしていきたいと思います。
ギターを弾く前の準備
ギターを弾く前には必ず、次のことを確認してください!
ギターを正しく弾くために大切なことをお伝えします。
指の爪が伸びていないか
指の爪が長いと、うまく弦を押さえることができません。
また、女性の方に多い長い付け爪ですが、残念ながらギターの演奏にとっては邪魔になります。
手のひらから見て、指の先端から爪がギリギリ見える程度まで切ることをオススメします。
※注意!深爪は絶対にしないでください!感染症などの健康被害につながります!
チューニングは必ず行う
ギターを弾く前には必ずチューニングをしましょう。
少なからず、ギターのチューニングがはずれてしまいます。
弾く前には必ずチューニングを行い、正しい音程で練習する癖をつけましょう。
また、普段から正しい音で練習していると音に対する耳が養われ、ギターの上達の速さにも影響します。
ギターを弾く姿勢
これはギターを弾く前もですが、弾いているときには心がけておきたいところです。
椅子があれば椅子に座ってください。なければ胡坐でもかまいませんが、背中を丸めすぎないようにしましょう。
また、足を組んでギターを弾いている人がいますよね。
カッコよく見えますが、練習では止めたほうがいいです。
足を組むと姿勢に影響し、体調に影響します。
また、寝転んだり、変な姿勢でギターを弾くのも止めましょう。
これらは悪い癖がつく可能性があるため、ギターの上達の妨げになります。
ギターを弾く環境
ギターを練習するときは環境も大事です。
続けるためにどうするべきかお伝えします。
普段からギタースタンドに置く
いちいちケースから出して、弾いたらまたケースにしまう、一見ギターを大切にしているように思えますが、実はそうではありません。
ギタースタンドに普段から置いておくと、次のメリットがあります。
・弾きたいときに弾ける
ギターを弾きたいと思った時にケースに入ってると面倒だと感じてしまい、練習をサボってしまいがちになります。
なるべくなら、普段から目につきやすく手に取りやすい場所にギターを置きましょう。
・ギターにとって良い
ケースに入れて壁に立てかけておくと、間違って倒してしまったり、ギターのネックが反りやすくなったりと、保管においてもデメリットがあります。
・インテリアになる
ギターの練習とは関係ないと思うかもしれませんが、お気に入りのギターが家の中にあるということはモチベーションの持続につながります。
おしゃれなディスプレイをしてあげれば、モチベーションの持続効果はさらに上がりますよね♪
ギターの弦は緩めた方がいい?
これは世の中の考え方がいろいろあり、ネットで検索すると多くの情報が出てきます。
筆者の経験からお伝えしますが、結論、ギターの弦は緩めなくて大丈夫です!
ただし、これはほぼ毎日弾くのであれば、です。
2本目のギターを買ったり、旅行などで長期間ギターに触れられない場合はギターの弦を緩めておきましょう。
外れるほど緩めるのではなく、ペグ(弦が巻き付けられている糸巻きのこと)を1、2週緩めておけば問題ないです。
筆者はこうしてきましたが、ネックが過剰に反ることはありませんでした。
普段から目標を持とう
上達したかったらとても大事ですよ!
もちろん、無理な目標じゃなく、普段から持続できる目標設定にしましょう。
例えば、一日1時間弾く、ひとつのコードをきれいに鳴らせるようになる、運指(うんし:左手の指の動かし方)の練習を5分やる、など、簡単なものでいいので弾く習慣をつけるといいです。
ハミガキや顔を洗うことのように自然にギターを弾くようになったら、各段にギターが上達します!
また、闇雲に弾くのではなく、初心者向けの練習フレーズを弾くようにすると良いですよ。
こちらは後述しますが、本やネット検索、YouTubeの動画で見つけることができます。
練習方法はどうすればいい?
いよいよ本題です。
ギターの練習はいろいろありますので、自分の生活環境、予算などから選ぶと良いです。
ギター教室に通う
お金はかかりますが、上達には一番の近道です。
その道のプロに教えてもらうことは、メリットが多いです。
それは、変な手癖がつきにくい、課題がでるので家での練習を続けやすい、弱点を指摘してもらえるから上達への近道ができるという点です。
ただし、気を付けたいことも何点かあります。
まず、一つ目は講師がどんな人か?ということです。
その人がいくらギターが上手でも、教えることが下手ならダメだということです。
丁寧に教えてくれる講師がいる教室か、というのはとても大事なことです。
そして二つ目が受講料です。
値段設定が様々で、高いから上達が早いということでもありません。
ホームページを見ると、月額3500円からと載っている教室もあれば、月額は8000円と載っている教室もあります。
3500円からと載っていても、実際には練習に使用するスタジオ代などが別途かかる教室もあったりします。
高額な受講料ならば満足度の高いサービスを受けらると思いますが、事前に確認することをオススメします。
そして人によっても合う合わないがあるので、こればかりは実際に訪問してみないとわからない部分でもあります。
選ぶコツとしては、まずはネットでホームページや口コミを見てみるといいでしょう。
受講者の生の声が載っていればそれを参考に選ぶのも一つの方法です。
このようにしてある程度絞れたら気になる教室へ実際に訪問してみましょう。
体験レッスンを受けたり、講師の雰囲気はどうなのかや教室の詳細な説明を聞いたりできますので、非常にオススメです。
その上で予算と相談して選ぶといいでしょう。
ここまで読んで、「本当は習いたいけど、近くに音楽教室がないよー!」という方、ご安心ください。
最近ではオンラインで学ぶことができるのです!
まだ、数は少ないようですが、こちらは時間の都合が付けやすく、自分のペースでできるので普段仕事で忙しい方にもオススメです。
また、マンツーマンで学ぶことができるため、上達しやすいのもメリットです。
オンラインでのレッスンをしている教室を下記に紹介します。
どちらも講師に自信があり、受講者の満足度がとても高いようです。
無料の体験レッスンも用意されているので、気になる方は下の画像をクリックしてみてください♪
独学でがんばる
次は独学でがんばるパターンです。
皆が皆、音楽教室に通えるとは思っていません。
そんな方は上達ができないのか?
そんなことはありませんよ。
実際の練習の仕方やアドバイスをしていきます。
教則本を読む
教則本は楽器屋さんやネットで買うことができます。
しかし、この種類はものすごく多いので、いくつかオススメを紹介します。
(画像をクリックすると商品のページに飛びます)
これらの本は一冊、一冊があまり分厚くなく短期間に読むことができます。
分厚いと疲弊していまい、かえってモチベーションが下がってしまいます。
一冊を繰り返し練習する、複数の本を順に練習するといったやり方であれば実践しやすいでしょう。
動画サービスを利用する
今や、YouTubeで「ギター 初心者」と検索するだけで丁寧に教えてくれるユーチューバーのチャンネルがたくさんあります。
筆者がギターを始めたころはこんな環境はなく、本当にいい時代になったと感心します。
動画なのでギターを弾きながら観ることができます。
初心者向けのフレーズを紹介している動画は繰り返し観て練習すると良いでしょう。
サークル・コミュニティを利用する
学生であれば、軽音楽サークルに入部するのもいいでしょう。
ギターができる先輩や仲間がいると、教えてもらうことができますし、同じ音楽や楽器が好きな人が集まっているので、意気投合しやすくギターライフが充実してきます。
バンドを組んだり、弾き語りを一緒にできる仲間といのは非常にかけがえのないものです(^^♪
実際に筆者がこのような経験をしてきているので、間違いありません!
また、社会人であっても、ライブハウスに足を運んだり、SNS等でコミュニティを見つけ参加してみるといいでしょう。
これらを利用すると音楽サークルと同様の仲間を見つけることができるでしょう。
知らない環境であっても、まずは一歩踏み出してみてください!
練習についてアドバイス
筆者が普段行っている練習方法をお伝えします。
かなりメジャーな練習方法であるため、ここまでの音楽教室や本、動画を活用していればいずれ知ることかもしれません。
しかし、かなり効果的なので自主練のときには実践していただきたい内容です・
メトロノームを使用する
メトロノームを使うことでリズム感が養えます。
リズムをよく聞いて、自分の演奏を合わせる意識をしていきましょう。
メトロノームは電子音(クリック音といいます)がなるデジタルなものがオススメです。
また、買わずともスマホのアプリで無料で取得できたり、Googleで「メトロノーム」と検索すればメトロノームの機能を使用できます。
ゆっくりなリズム(BPM90くらい)から普段おこなっている練習フレーズを試して、「このリズムで10回間違いなく弾ければBPMを10づつ上げよう」など、目標を決めると効果的です。
※BPM=一分間に音がなる速度。BPM60は秒針と同じ速度。BPM90なら一分間に90回音が鳴る。
自分の練習を録音、録画する
自分の練習を録音、録画しましょう。
録音した音を確認すると、「メトロノームとあっていないな」とか「このフレーズのこの部分が上手く弾けてないな」とか気づくことができます。
最初はそのミスに気づくことは難しいかもしれませんが、実施していくうちにリズムや音に対する耳が養われていきます。
そして録音になれてきたら録画してみましょう。
おかしな弾き方をしていないか、姿勢はどうか、音と同様に自分の弾き方をチェックすることはとても需要です。
これらのことは全てスマホのボイスレコーダー機能、カメラ機能を使えばできますので、気軽にやってみましょう。
恥ずかしいと感じるかもしれませんが、だんだん慣れてきますよ!
練習スタジオを利用する
練習スタジオは個人練習だとだいたい1時間500円で利用できます。
「個人練習なら家でできるじゃん」と思われるかもしれません。
練習スタジオは大音量で練習できるのが何よりの魅力です。
弾き語りで本番を想定して思い切り歌う、エレキギターなら、大きなアンプを使用して音作りや自分のプレイのチェックができます。
ここでもスマホで録音、録画してみるといいでしょう。
また、練習スタジオによっては大きな鏡がある部屋があるので、それを見ながら練習すると弾き方のチェックができます。
最後に
普段の練習は地味なものが多く、つまらなく感じることもあるでしょう。
これまでお話ししたとおり、目標を持つ、音楽教室へ通う、本や動画を見る、仲間を見つけるといったことをしていただければ、ギターを長く続けるモチベーションになるでしょう。
また、一曲できるようになるとすごく自身がつくので、弾きたい曲というものを探すといいでしょう。
初心者向けの曲は別に記事を書きたいと思いますのでチェックしてみてくださいね!
皆さんの素晴らしいミュージックライフを願っております。
ご一読ありがとうございました。
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