弾き語りをする人の必須アイテムであり、バンドにおいても使用する人が増えてきたカポタスト(通称カポ)。
ギタリストにとって定番のアイテムですが、どれを選んだらいいか迷っている人や、持っている人にもオススメしたいカポを紹介します!
複数のカポを所持している筆者の経験をもとにお伝えします!
ぜひ最後までお付き合いください。
カポの主なタイプ
まずは最初にカポにはどんなタイプのものがあるか、簡単にみていきましょう。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ベルトゴム式 | ゴムでフレットを押さえる | ・安価 | ・ピッチがずれやすい ・装着しずらい |
ネジ式 | ネジで締め付けてフレットを押さえる | ・ピッチがずれにくい | ・装着に時間が掛かるタイプが多い ・アコギ用かエレキ用を選ぶタイプが多い |
バネ式 | クリップのように挟み込んでフレットを押さえる | ・装着が簡単 ・ギターのヘッドなどに挟んでおける | ・装着時にピッチがずれやすい ・音がびびりやすい |
レバー式 | バネではなく手で締め付けるようにフレットを押さえる | ・ピッチがずれにくい ・音が生音にちかい | ・高価 |
特殊なタイプ | フレット感を転がるように移動できるタイプ(曲中に転調が簡単にできるタイプ)や、押さえたいフレットのみ押さえることができるものがある。 | ・曲のアイディアやプレイをサポートする | ・出番が少ない |
上から順にみていきましょう。
まず一番安くお手頃なベルトゴム式。
「安いからこれでいいかー」と思って購入すると後悔するかもしれません。
装着するのにとても苦戦します。
片手ではまずムリです。
また、長く使用しているとゴムが弱くなってきてしまいうまく抑えられなくなります。
はっきり言います。
筆者としてはこのタイプはオススメしません!
次はネジ式。
これはネジで止める分、とてもピッチが安定します。
しかし、ネジを絞めたり緩めたりで脱着するので、時間はかかります。
ただし、ネジ式においては「SHUBB(シャブ)」というカポがあるのですが、これは一度ネジで絞めて調整してしまえば、脱着が簡単にできます。
いろいろなアーティストも使用しているロングセラーなカポです。
続いてはバネ式です。
脱着が一番簡単です。
片手で簡単にいけます!
ただしバネで押さえるため、押さえる力を調整できないことがデメリットです。
また、エレキ用、アコギ用と分かれていることが多いので人によっては複数もつこともあります。
しかし使いやすさはバツグンで、おそらく、世の中で一番売れているタイプのカポです。
そしてレバー式です。
筆者のオススメはずばりこれです!
このタイプは装着してもピッチがずれにくい、生音に近い、バネ式と同じような感覚で使用できるという素晴らしいカポです。
唯一のデメリットを挙げるとすれば高価なことでしょうか。
しかし、これはあまり問題ではないということを後述します。
そして最後は変化球な特殊タイプ。
「グライダーカポ」という装着したままフレットを移動できるものや、「スパイダーカポ」という押さえたいフレットだけ押さえることができるものがあります。
求めている人にはとても便利ですが、あまりメジャーに使用されるものではないでょう。
超オススメ!G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO
先ほどオススメとお話ししたレバー式のカポ。
このなかで筆者がオススメするのが「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」です。
G7THというブランドではバネ式やネジ式のものもあるのですが、正直このレバー式が超オススメです!
まず、前述したように装着した時点でピッチがずれにくいです。
これは、指で締め付けて押さえるため、余計な力がフレットに加わらないからです。
指でフレットをセーハするのと同じような感覚です。
通常カポを装着すると、その押さえる強さからピッチがずれ、チューニングをする必要があります。
(カポを付けたらチューニングを確認する癖をつけましょう)
しかし、この 「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」 は指で押さえているような状態でフレットを押さえるため、ピッチがずれているということは筆者の経験上ほぼありませんでした。(確認のために毎回チューナーを見るようにはしています。)
これによってチューニングの作業時間が確実に減ります。
チューニングにかかっている時間を減らせるということはの他のことに時間配分ができるということです。
ライブにおいては持ち時間があるため、焦ることなくライブができます。
時間が余裕ができる分、曲の選曲やMCの時間配分も考慮できるでしょう。
また、普段の練習においても少しでも長く曲の練習ができます。
忙しい社会人の方にもメリットになりますよ。
せっかくの便利なアイテムであるカポで、いちいち時間をとられていてはつまらないですよね。
また、このカポは装着時でも付けていないときの様な生音感があります。
これが本当に素晴らしいと感じました。
これはどんなギターを使ってもそのギターの音を100%に近い状態で演奏ができます。
カポを付けて音への違和感が生まれないのはストレスになりませんし、エレキ、エレアコで音作りをしている人にとっても音のイメージを壊さすことはありません。
この辺りは聞いている人にはあまり違いが分からないところかもしれませんが、弾いている本人からすると結構違ってくるものです。
また、バネ式と同様に使わないときはギターのヘッドに挟んでおくこともできます。
唯一のデメリットとして高価であることを前述しました。
価格は5000円から7000円くらいです。
価格の違いは色によるもので、金メッキのものや限定モデルのものなどは高価になります。
機能に違いはないので安心してください。
さて、この価格をみてどのように感じたでしょうか?
高い!と感じた人が多いのではないでしょうか?
カポに5000円以上だすとなると躊躇するかもしれません。
しかし、そもそもカポタストというものは壊れにくいものですし、一つ買うとなかなか買いなおすことのないものです。
5000円以上だといっても、購入から5年使ったとすれば一日たったの0.365円です。
どうせ長く使うものならいいものを手に入れることをオススメします!
G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPOの使い方
簡単に使い方を説明します。
つけたいフレットのところで挟み込んだら、カポを指で挟んで締め付けます。
このとき次のことに注意します。
左は間違った付け方かです。フレットに対して斜めにつけらています。
そして右側はフレットに対して真っすぐ取り付けられています。
真っすぐつけないと音がビビる原因になります。
これは 「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」に限らず全てのカポにいえることですが、 「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」 は指で押さえて固定するため、ずれやすいので注意しましょう。
慣れればすぐできますので、難しいことではありません。
外す際は付けるときとは逆に、カポの上にある写真の部分を押すようにしてカポをつまむと簡単に外れます。
G7TH PERFORMANCE 2 CAPOとの違い
「 G7TH PERFORMANCE 2 CAPO 」というのは旧バージョンのことで、現在は販売しておりません。
筆者は 「G7TH PERFORMANCE 2 CAPO」も持っているので比較していきたいと思います!
左が 「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」 、右が 「 G7TH PERFORMANCE 2 CAPO 」 です。
全体的な見た目はあまり変わりませんが、 「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」 の方がフレットを押さえる部分が太めにできています。
これにより、フレットを押さえる力がより安定し、音がビビる可能性が低くなっています。
しかし、だからといって「 G7TH PERFORMANCE 2 CAPO 」が全く安定しないワケではありません。
正直、そこまでの違いがあるようには感じませんでした。
筆者のように、「 G7TH PERFORMANCE 2 CAPO 」 を既に持っている方は絶対に買い替える必要性はありません。
初めてカポを買う方や、現在使っているものよりも良いものが欲しいという方には 「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」 を買っていただければ間違いありません。
もちろん、筆者のようにいくつか持っておきたいという考えの人にもオススメですので、興味があれば手に取ってみてください!
最後に
いかがだったでしょうか?
今回はカポの中でも「 G7TH PERFORMANCE 3 ART CAPO 」をオススメさせていただきました。
このカポの魅力が少しでも伝われば幸いです!
読んでいただき、ありがとうございました(^^♪
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